第11問
当社の貸借対照表および損益計算書は以下のとおりであった。下記の設問に答えよ。
貸借対照表
(単位:千円)
資産 負債・純資産
20×1年 20×2年 20×1年 20×2年
現金預金 11.000 12,000 買掛金 40.000 60.000
売掛金 34,000 38,000 長期借入金 40.000 50,000
商品 35.000 42.000 資本金 50.000 50,000
建物・備品 80.000 108,000 利益剰余金 30.000 40.000
160,000 200,000 160.000 200,000
損益計算書
(単位:千円)
20×1年 20×2年
売上高 128,000 210,000
売上原価 84,000 159,000
売上総利益 44,000 51,000
販売費および一般管理費 28,000 30,000
営業利益 16,000 21,000
(以下略)
(設問1)
20×2年の固定比率の値として、最も適切なものはどれか。
ア 54%
イ 77%
ウ 120%
エ 216%
(設問2)
20×1年から20×2年の総資本営業利益率の変化とその要因に関する記述とし て、最も適切なものはどれか。
ア 総資本営業利益率は上昇したが、その要因は売上高営業利益率の上昇である。
イ 総資本営栞利益率は上昇したが、その要因は総資本回転率の上昇である。
ウ 総資本営業利益率は低下したが、その要因は売上高営葉利益率の低下である。
エ 総資本営業利益率は低下したが、その要因は総資本回転率の低下である。
第10問
当社では、製品の製造に当たり必要な部品Xを1か月に300個自製しているが、
A工業から当該部品を1個当たり19干円で販売したいという提案があった。自製の場合と購入の場合ではどちらがいくら有利であるか。次月の予算に閔する以下の 資科に基づき、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資科】
1.部品Xの製造原価
変動費 @15千円300個 4,500千円
固定費 2.300千円
合計 6,800千円
2.固定費には部品Xの製造に必要な特殊機械の賃惜料900千円が含まれているが、部品Xを購入する場合には不要となる。
〔解答群〕
ア 購入の方が200千円有利
イ 購入の方が1,100千円有利
ウ 自製の方が300千円有利
工 自製の方が1,200千円有利
第9問
8月中の材料Sの取引に関する以下の資料に基づき、材料消費価恪差異として最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、材料の予定消費価格は510円/kgであり、材料の実際消費額は総平均法を用いて計算している。
【資料】
8月1日 前月繰越20kg 500円/kg
10日 仕入30kg 600円/kg
25日 出 庫40kg(うち直接材料30kg間接材料10kg)
31日 次月繰越10kg
〔解答群〕
ア 1,500円の不利差異
イ 1,500円の有利差異
ウ 2,000円の不利差異
エ 2,000円の有利差異
第8問
決算に当たり、期首に取得した備品1,200千円(耐用年数4年、残存価額ゼロ)について定額法で減価償却を行った。しかし、この備品の税法上の耐用年数は6年であった。このとき、計上される繰延税金資産または繰延税金負債の金額として、最も適切なものはどれか。なお、法人税等の実効税率は30%とする。また、期首における一時差異はないものとする。
ア 繰延税金資産:30千円
イ 繰延税金資産:70千円
ウ 繰延税金負債:30千円
エ 繰延税金負債:70千円
第7問
負債の会計処理と開示に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 資産除去の義務を伴う有形固定資産を取得した場合、その資産の除去に要する支出額の割引価値を、資産除去債務として負債に計上する。
イ 支払手形や買掛金は、決算日の翌日から1年以内に支払期限が到来するかどうかを基準として、流動負債と固定負債に区分される。
ウ 主たる営業活動以外の取引から生じた未払額は、未払費用として負債に計上される。
エ 将来における大地震等の天災に備えて、災害損失引当金を設定することができる。