第1問
商品120,000円を売り上げ、代金のうち30,000円を現金で受け取り、残額を掛 けとした。以下のように入金伝票を作成した場合、振替伝票はどのように記入すべ きか。最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、当社では3伝票制が用いら れているものとする。
入金伝票
売掛金 30,000
振替伝票
〔解答群〕
ア 売掛金 90,000 売上 90,000
イ 売掛金 120,000 売上 120,000
ウ 現 金 30,000 売上 120,000 売掛金 90,000
エ 現 金 90,000 売上 120,000 売掛金 30,000
第23問
投資評価基準に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 会計的投資利益率法に使われる会計利益には減価償却費を計算に入れない。
イ 回収期間法における回収期問とは、プロジェクトの経済命数のことである。
ウ 正味現在価値はパーセントで表示される。
エ 正味現在価値法と内部収益率法は共にDCF法であるか、同一の結論を導くとは限らない。
第22問
A社は、5.000万円の資金を必要とする新規事業を始めようとしている。この投資により毎期300万円の営業利益を確実に得ることかでき、この営業利益はフリーキャッシュフローに等しいものとする。今、5.000万円の資金を調達するために、
次の2つの相互排他的資金調達案が提案されている。
MM理論が成り立つものとして、下記の設問に答えよ。
(第1案)5,000万円すべて株式発行により資金調達する。
(第2案)2,500万円は株式発行により、残額は借り入れにより資金調達する。
なお、利子率は5%である。
(設問1)
第2案の自己資本利益率として、最も適切なものはどれか。ただし、法人税は 存在しないものとする。
ア6%
イ7%
ウ8%
エ12%
(設問2)
法人税が存在する場合、(第2案)の企業価値は(第1案)のそれと比べていくら 差があるか、最も適切なものを選べ。ただし、法人税率は30%とする。
ア(第2案)と(第1案)の企業価値は同じ。
イ(第2案)の方が(第1案)より125万円低い。
ウ(第2案)のみが(第1案)より125万円高い。
エ(第2案)の方が(第1案)より750万円高い。
第21問
負債と純資産の構成が2:1の企業がある。この企業の税引前負債資本コストか 3%(税率は30%)、株主資本コストが12%であるときの加重平均資本コストとし て、最も適切なものはどれか。
ア 3.8%
イ 5.1%
ウ 7.5%
エ 9.0%
第20問
資金調達に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 企業が証券会社や証券市場を介して、投資家に株式や債券を購人してもらうことで資金を集める仕組みを間接金融と呼ぶ。
イ 資金調達における目的は、売上高の極大化である。
ウ 資産の証券化は、資金調達手段として分類されない。
工 利益の内部留保や減価償却による資金調達を内部金融と呼ぶ。
第19問
自己資本利益率(ROE)は、次のように分解される。
1株当たり利益 株 価
ROE= 株 価 X 1株当たり自己資本簿価
この式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア1株当たり利益 株 価
株 価
は、加重平均資本コスト(WACC)と解釈される。
イ株 価 1株当たり自己資本簿価が小さくなっても、ROEが低くなるとは限らない。
ウ株 価 1株当たり自己資本簿価は、株価収益率(PER)である。
エROEがを1株当たり利益 株 価を上回る場合には、株価は1株当たり自己資本簿価より小さくなる。
第18問
金利に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 将来の利払い額が変動するリスクを考慮すると、固定金利での借り入れが常に 有利である。
イ 日本における短期金利の代表的なものとして、インターバンク市場で取引され る公定歩合かある。
ウ 名目金利とは、実質金利から物価上昇率(インフレ率)を控除した金利水準を指す。
エ 歴史的に長期金利と短期金利では、長期金利の方が高い傾向にあるが、金利水準の低下局面では逆のケースも観察されている。
第17問
次の文章は、X、Yの2資産から構成されるポートフォリオのリターンとリスク の変化について、説明したものである。空欄A~Dに入る語句の組み合わせとし て、最も適切なものを下記の解答群から送べ。
以下の図は、X、Yの2資産から構成されるポートフォリオについて、投資比率をさまざまに変化させた場合のポートフォリオのリターンとリスクが描く軌跡を、
2資産間のAが異なる4つの値について求めたものである。
X、YのAがBのとき、ポートフォリオのリターンとリスクの軌跡は①に示されるように直線となる.AがCなるにつれて、
②、③のようにポートフォリオのリスクをより小さくすることが可能となる。
AがDのとき、ポートフォリオのリスクをゼロにすることが可能となり、④のような軌跡を描く。
[解答群]
ア A:相関係数B -1C:大きくD:ゼロ
イ A:相関係数B +1C:小さくD -1
ウ A:ベータ値B:ゼロC:大きくD+1
エ A:ベータ値B:+1C:小さくD-1
第16問
A社は新社屋の完成に当たって。20年問の火災保険契約を保険会社と結ぶことにした。保険会社によって、(1)保険科300万円を一括して支払う「一括払」タイプ、
(2)20回払いで、契約時に20万円、それ以降は年末に20万円ずつ支払う「分割払」 タイプの2種類から選ぷことができる。契約時点は年初であり支払額以外の契約条件は同一である。
この保険契約でA社が選ぶべき支払額のタイプおよびその現在価値の組み合わせ として、最も適切なものはどれか。なお、割引率は5%とし、そのときの年金現価係数は、19年の場合には12、20年の場合には12.5を用いること。
ア「一括払」:300万円
イ「分割払」:250万円
ウ「分割払」:260万円
エ「分割払」:400万円
第15問
ポートフォリオに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 安全資産とはリスクのない資産であると定義される。
イ 安全資産と有効フロンティア上の任意の点で新しいポートフォリオを作ることにした。このとき、新たなポートフォリオのリスクとリターンの組み合わせは曲線となる。
ウ 安全資産と有効フロンティアL.の任意の点で作られる最も望ましいリスク・リターンの組み合わせを証券市場線という。
工 危険資産のみから構成されるポートフォリオの集合のうち、リスク・リターンの面から望ましい組み合わせのみを選んだ曲線を投資機会集合という。