第13問
企業買収に関する略語の説明として最も適切なものはどれか。
ア KPI とは、同業他社の株価を参照することを通じて買収価格を決定したうえで、経営権の取得等を行うことである。
イ LBO とは、従業員が資金を出し合って、経営権の取得等を行うことである。
ウ MBO とは、金融機関が自身の資金によって経営権の取得等を行うことである。
エ TOB とは、不特定多数の者に対し、証券市場以外の場における株券の買付け等の勧誘を通じて経営権の取得等を行うことである。
第13問 エ
企業買収に関する略語の問題である。 テキストが押さえられていれば、イ、ウが誤り で工が正答だと気付くはずである。 これを機に、解けるようにしておきたい ア 不適切である。 KPIは、 Key Performance Indicators の略である。 組織や事業 業 務の目標の達成度合いを測る定量的な指標のことで、重要業績評価指標などと訳される。 イ不適切である。 LBOは、 Leveraged Buy-Out の略である。 買収対象企業の資産や将 来キャッシュ・フローを担保として借入金を調達し、その資金で経営権の取得等を行う ことである。 なお、 従業員が資金を出し合っ
て、 経営権の取得等を行うことをEBO (Employee Buy-Out) という。 ウ不適切である。 MBO
は、Management Buy-Out の略である。 企業の経営陣が株主か ら自社の株式を譲り受けて、経営権の取得等を行うことである。 エ最も適切である。 TOBは、 Take-Over Bid の略である。 不特定多数の株主から証券 市場外で株式等を買い集める行為である。 企業買収や子会社化など、 第三者が対象企業 の経営権の取得等を目的に実施することが多い。
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