第2問
20×2年1月1日に300,000千円を期間6ヵ月、年利5%で取引先Z社に貸し付けた。20×2年6月30日に利息と元金を合わせて受け取る予定である。会計期間は20×2年3月31日までの1年間である。決算にあたり計上される未収利息の金額として、最も適切なものはどれか。
ア 3,750千円
イ 7,500千円
ウ 15,000千円
エ 30,000千円
B2017 2
B2017 1
第1問
次の期末商品に関する資料に基づいて、棚卸減耗費と商品評価損の金額の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資料】
帳簿棚卸数量 60個
実地棚卸数量 50個
原価 @200円
正味売却価額 @190円
〔解答群〕
ア 棚卸減耗費:1,900円商品評価損:500円
イ 棚卸減耗費:1,900円商品評価損:600円
ウ 棚卸減耗費:2,000円商品評価損:500円
工 棚卸減耗費:2,000円商品評価損:600円
B2018 22
第22問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
経済命数がいずれも2年で初期投資額1が同一である2つの投資案AとBがある。各投資案の各期のキャッシュフローRI、R2が以下のように予測されている。いずれも資本コストは5%であり、そのときの内部収益率rと正味現在価値NPVが以下のように計算されている。
投資案 I RI R2 r NPV
A -100万円 10万円 120万円 14.7% 18.4万円
B -100万円 100万円 20万円 17.1% 13.4万円
(設問1)
投資案Aと投資案Bのどちらを採択するかについて、内部収益率法と正味現在価値法では結論が異なっている。その理由として、最も適切なものはどれか。
ア 会計的投資利益率の相違
イ 回収期開法における回収期間の相違
ウ 再投資における収益率の相違
工 割引キャッシュフロー法であるかないかの相違
(設問2)
投資案Aと投資案Bのいずれを採択すべきか。①結論と②その根拠を示す計算 方法の組み合わせとして、最も適切なものを選べ。
ア ①:投資案A
③:差額投資案A-Bを計算し、その内部収益率または正味現在価値を計算する。
イ ①:投資案A
②:差額投資案A-Bを計算し、その内部収益率を資本コストとして正味現在価値を計算する。
ウ ①:投資案B
③:差額投資案A-Bを計算し、その内部収益率または正味現在価値を計算する。
エ ①:投資案B
③:差額投資案A-Bを計算し、その内部収益率を資本コストとして正味現在価値を計算する。
B2018 21
第21問
以下の損益計算書について、下記の設問に答えよ。
損益計算書
営業利益 150百万円
支払利息 50
税引前利益 100百万円
税金(40%) 40
税引後利益 60百万円
なお,当期の総資産はI,500百万円(=有利子負債1,000百万円十株主資本500百万円)とする。
また,当社ではROAを営業利益÷総資産と定義している。
(設問1)
営業利益は経営環境によって変動する。したがって、投下資本を一定とした場合、それに応じてROAも変動する。ROAが15%に上昇した場合、ROEは何% になるか、最も適切なものを選べ。
ア 17%
イ 21%
ウ 35%
エ 39%
(設問2)
ROAの変動に対してROEの変動を大きくさせる要因として、最も適切なものはどれか。
ア 安全余裕率
イ 売上高営業利益率
ウ 負債比率
工 流動比率
B2018 20
第20問
市場の効率性に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア ウィーク型仮説とは、現在の株価は、過去の株価、取引高などを織り込んでいる結果、過去のデータから、将来の株価の変動を予測することは不可能であるとする仮説である。
イ 効率的市場仮説とは、情報か即座に価格に織り込まれることを通じて、市場では効率的な価格形成か達成されているとする仮説である。
ウ 資本市場における取引上の効率性とは、手数料、税金、制度、法律などの面で 取引を円滑に実施するための取引システム全般か機能しているかどうかを意味する。
エ セミストロング型仮説とは、市場の効率性は限定的であるので、ファンダメンタル分析を使って超過収益獲得の機会か存在することを示す仮説である。
B2018 19
第19問
以下の一連の取引に対する3月10日時点の記述として、最も適切なものを下記 の解答群から選べ。なお、当店では振当処理を採用しており、決算日は3月31日 である。
20×1年2月15日(取引発生時)
商品1万ドルを仕入れ、代金は買掛金とした。
直物為替レートは、1ドル100円であった。20×1年3月10日
上記の買掛金について為替予約をした。
直物為替レートは1ドル103円であった。
先物為替レートは1ドル106円であった。
〔解答群〕
ア 買掛金は6万円減少する。
イ 為替差損は6万円である。
ウ 直先差額は△3万円である。
エ 直先差額は△6万円である。
B2018 18
第18問
資産A、Bの収益率の期待値(リターン)と標準偏差(リスク)および相関係数か以 下の表のように与えられているとき、資産A、Bを組み込んだポートフォリオの収 益率が16%になるためには、資産Aへの投資比率を何%にしたらよいか。最も適 切なものを下記の解答群から選べ。
資産A 資産B
期待値 10% 20%
標準偏差15% 25%
相関係数-0.35
〔解答群〕
ア 20%
イ 30%
ウ 40%
エ 50%
B2018 17
第17問
以下の図は、すべての投資家か共通して直面する危険資産のみから構成される危険資産ポートフォリオの集合を示したものである。この図を用いた説明となる以下の文章の空欄①と②に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
危険資産のみから構成されるポートフォリオの集合のうち、リスク・リターンの
面から望ましい組み合わせのみを選んだ曲線ACをl ① |と呼ぶ.
安全資産と曲線AC上の任意の点Dで新しいポートフォリオを作ることにした。このとき、新たなポートフォリオのリスク・リターンの組み合わせは安全資産と点Dを結ぶ直線で示される。安全資産と曲線AC上の任意の点で作られる最も望まし
いリスク・リターンの組み合わせを| ③ に呼ぶ.
〔解答群〕
ア ①:投資機会集合 ②:資本市場線
イ ①:投資機会集合 ③:証券市場線
ウ ①:有効フロンティア②:資本市場線
エ ①:有効フロンティア③:証券市場線
B2018 16
第16問
分散投資によるポートフォリオのリスク減少の様子を示した以下の図と、図中の ①と②に当てはまる用語の組み合わせのうち、最も適切なものを下記の解答群から 選べ。
〔解答屏〕
ア 図A ①:システマティック・リスク
②:非システマティック・リスク
イ 図A ①:非システマティック・リスク
②:システマティック・リスク
ウ 図B ①:システマティック・リスク
②:非システマティック・リスク
エ 図B ①:非システマティック・リスク
③:システマティック・リスク
B2018 15
第15問
コールオプションの価格に関する以下の文章の空欄①~④に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
コールオプションの価格は、権利行使したときに得られる| ① |価値とこれに上乗せされる| ② |価値の合計から構成されている・| ① |価値は| ③ |価格から| ④ |価格を控除することにより得られる・| ③ |価格 | ④ |価格≦Oのときは| ① |価値はゼロとなる.
〔解答群〕
ア ①:時間的②:本質的③:権利行使④:原資産
イ ①:時間的②:本質的③:原資産④:権利行使
ウ ①:本質的②:時間的③:権利行使④:原資産
エ ①:本質的②:時間的③:原資産④:権利行使